北京で中国スポーツを取材していたころ、競技場の中で起きていることが、そのまま中国という国の変化につながっていると感じることが何度もあった。
あれから20年近くが過ぎた。
中国も変わった。スポーツを取り巻く環境も、選手とファンの関係も、当時とはずいぶん違う。日本から中国を眺める目も、以前とは同じではないだろう。
だからこそ、もう一度、中国のスポーツを追ってみたいと思った。
勝った、負けたという話だけではない。競技の向こうにある社会の動きや、人々の思いを拾っていきたい。
昔の取材ノートを開くこともあるだろう。でも、ここで書きたいのは、あくまで今の中国のことだ。
EDITORIAL NOTES
もう一度、中国の今を見つめる
筆者:朝倉浩之