暖房が来るまでの寒さ
中国気象網が、北京など北方の寒さを伝えている。面白かったのは、真冬よりも、暖房が始まる前に急に冷え込む時期のほうがつらいこともある、という説明だ。
中国北方の都市では、地域ごとに集中暖房の供給期間が決まっている。外が寒くなったからといって、すぐに暖房が入るとは限らない。
一方、南方では11月に入っても30度前後の地域があるという。
同じ中国でも、冬の迎え方はずいぶん違う。天気予報を読んでいるだけでも、暮らしの違いが見えてくる。
EDITORIAL NOTES
ニュースへの短評、資料を読んで考えたこと、取材・執筆の近況。長文の記事になる前の視点を、短く記します。
筆者:朝倉浩之 / 日時は日本時間です。
中国気象網が、北京など北方の寒さを伝えている。面白かったのは、真冬よりも、暖房が始まる前に急に冷え込む時期のほうがつらいこともある、という説明だ。
中国北方の都市では、地域ごとに集中暖房の供給期間が決まっている。外が寒くなったからといって、すぐに暖房が入るとは限らない。
一方、南方では11月に入っても30度前後の地域があるという。
同じ中国でも、冬の迎え方はずいぶん違う。天気予報を読んでいるだけでも、暮らしの違いが見えてくる。
中国で今日から「陪診」と呼ばれる通院付き添いサービスの国家標準が施行される。受付や検査室への案内、薬の受け取りなどを手伝う仕事だ。医療行為や治療方針の判断はできない。
中国では、病院に行くと家族が付き添う光景が珍しくなかった。ところが、一人暮らしの高齢者もいれば、遠く離れて働く子どもたちもいる。
家族が担ってきた役割を、少しずつ社会のサービスが引き受ける。日本にも通じる話だが、中国でもこうした仕事に全国共通の基準が必要になったことが興味深い。
北京で中国スポーツを取材していたころ、競技場の中で起きていることが、そのまま中国という国の変化につながっていると感じることが何度もあった。
あれから20年近くが過ぎた。
中国も変わった。スポーツを取り巻く環境も、選手とファンの関係も、当時とはずいぶん違う。日本から中国を眺める目も、以前とは同じではないだろう。
だからこそ、もう一度、中国のスポーツを追ってみたいと思った。
勝った、負けたという話だけではない。競技の向こうにある社会の動きや、人々の思いを拾っていきたい。
昔の取材ノートを開くこともあるだろう。でも、ここで書きたいのは、あくまで今の中国のことだ。