NBA米プロバスケットボール協会は25日、2007年度オールスターのファン投票の最終結果を発表し、東西両チームの先発メンバー10人が決まった。
これまで2シーズン連続してトップの得票数だったヒューストンロケッツの中国人センター姚明は、今回、第2位の得票数となり、西リーグの先発センターに選ばれた。
ただ、姚明は去年12月23日のクリッパーズ戦で、着地の際に、右ひざ下の骨折で全治6週間の診断を受けた。リーグ戦は以後、欠場が続いている。
ロケッツのトレーナー、ケス・ジョンス氏は今月半ば、再度の検診の結果に触れ、姚明の復帰は早くとも3月中旬と述べた。
2007年のオールスター戦は、2月18日にネバダ州のラスベガスで開かれる。単純に考えれば、欠場は間違いないわけだが、それでも2位で選出されてしまうわけだから、姚明への絶大なる人気が伺い知れるわけである。
ただ、姚明は去年4月に左足の骨折をし、リーグ戦残り4試合を棒に振ったし、今回のケガはそれに続くもので、「ケガに弱い姚明」のイメージがつきつつある。先日のCCTV5(スポーツ専門チャンネル)では姚明の欠場について特集を組み、身長226センチの姚明の体には生来的な欠陥があるのではないか、という議論を専門家が行っていた。こうケガで戦線離脱が続いていては、こんな議論が巻き起こってもおかしくはない。
オールスター出場は今のところ微妙だが、この際、姚明には無理をせず、じっくりと体を治して、リハビリを重ね、万全の状態で復帰をしてほしい。なんといっても「中国の至宝」なのだから。
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