← 歴史的アーカイブ一覧へ先月、仏トゥーロン国際で史上最高の2位に入ったサッカー中国五輪代表が南アでは惨敗した。
2日まで行われていた「南アフリカ8カ国対抗戦」で、中国は最下位の8位。2日に行われた7位、8位決定戦でのコートジボアール戦は3人が累積退場となり、最後は8人となった上、ワンゴールも奪えず、0-1で敗れた。攻撃力不足とゲームに対する集中力の低さが露呈した今大会を象徴するゲームとなった。
中国以外のほとんどが20歳以下のチームで臨んだトゥーロン国際とは異なり、南アフリカの各チームは来年の北京五輪で中心となるチーム。大会後、メンバー不足、ピッチの整備不良、審判の不公平なジャッジ・・また標高1900mの高地で行われた試合のため、気候への不適応・・など様々な敗因が挙げられたが、それも後の祭り。たったひと月間で、五輪チームと「球迷(サッカーファン)」は「希望と挫折」を一気に味わった格好となった。
ただ、以前この記事の中でも触れたように、年齢的に優位に立つトゥーロンと、身体能力で差がある同年代との試合となった今大会で、結果の差が出るのが当然。中国のサッカーファンはこの現実をしっかりと受け止めるべきだ。だが、決して悲観的になる必要はない。
ドゥイコビッチのやろうとしている方向性は決して間違いではない。彼が来る前の中国五輪チームは技術面を云々する前に「覇気のないチーム」だった。それが今は、少なくとも「勝ちたい」という意識を前面に出し、そしてそれを私たち見る側が感じ取れるような、そんなチームとなったと思う。もちろん、「覇気」と「粗野」とは異なり、それを取り違えた事件が以前発生したのは残念だが、少なくとも、「ドゥイコビッチイズム」としての意識改革が進んできているという感がある。私はそこに、中国五輪代表の未来を感じ、大きな希望を感じている。
ディフェンス陣の肝心な場面での集中力不足など課題は山積み。だが、それらの膿を出しつつ、一歩一歩進んでいくしかない。(それをある新聞は「上海株」のように・・と表現した。中国株は最近、暴落と高騰を繰り返している)
代表の対外試合に一喜一憂して大騒ぎするのは、中国も日本も同じだが、彼らの目標はあくまで1年後の祖国での五輪。ここまでの五輪代表は、周りが思っていた以上に、確実に進化を遂げている。今必要なのは、「強気」に「繊細さ」を加えて、プレーの精度を高めること。中国五輪代表は、来年8月に十分、間に合うと思う。
HISTORICAL ARCHIVE / 2007-07
サッカー五輪代表、南アフリカで惨敗・・だが
過去掲載記事をアーカイブから復元したものです。本文は当時の表記を維持しています。
出典・公開日時・復元状況
- 原掲載先
- スポーツナビ+/スポーツCHINA〜体育中国
- 筆者(原ページ署名)
- 朝倉浩之
- 当時の公開日時
- 2007/07/04 14:46 GMT+9
- 公開日時の根拠
- dc:dateとページ内日付・投稿時刻を照合一致
- 復元元URL
- http://www.plus-blog.sportsnavi.com:80/asa8043/article/93
- 保存日時(UTC)
- 2007-07-07T08:17:06Z
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