← 歴史的アーカイブ一覧へ障害を持つアジアの青少年アスリートが集う「東京2009アジアパラゲームズ」が9月、東京で開かれるが、今日、その大会運営を担うボランティアの合同研修会が行われた。研修会は6月から週末を利用して行われ、今回が最終日。毎回200名前後の出席者があり、計6回行われたので、合わせて1200名ほどが研修を受けたことになる。
スポーツ大会において、ボランティアの役割が非常に大きいのは近年周知の事実。またボランティア本人にとっても、この上ない大きな経験を得ることができる。
私自身も、北京五輪の際は、日本のメディア対応を行う若いボランティアスタッフをまとめるという経験をさせていただいたが、北京五輪の各競技が、実際、どのように運営されているのかを身をもって体験することができ、大きな大会をやり終えた充実感で、本当に有意義な時間だったと感じている。
今回のアジアパラゲームズのボランティアも、「競技場ボランティア」と「各国ボランティア」に分かれ、それぞれのポジションで、大会運営の「顔」となる。
そして、今回のボランティアは他のスポーツ大会のそれとは大きく異なる部分がある。
一つは、「障害を持った方の」大会だということだ。ほっておけばスタートラインに並ぶ健常者のアスリートとは異なり、当然、さまざまな助けが必要になる。今回の研修では、車椅子の動かし方や目の不自由な方の引導の仕方など、参加者は障害を持った方への扶助の“基礎”について学んだ。
もう一点は、出場者が14歳から19歳の年少者だということだ。彼らは国際大会の経験が少なく、国際大会独特の「間合い」のようなものを持っていない。さらに、健常者アスリートは若いころから、世界中を転戦し、公用語である英語がある程度できるようになるのだが、今回は英語を話せない選手たちも多いことが予想される。そこで、ボランティアの募集においても、「語学」人材を集めることに力を入れ、各大学の留学生などに声をかけ、英語以外を話せるボランティアをできるだけ多く配置しようとしている。この点については、中国・韓国については一定程度集まったものの、特にアラブ圏などの語学人材が不足しており、今後、さらに募集を続けていくとのこと。北京五輪のときのような、とんでもない数の語学ボランティアで「万全を期す」ということは物理的に不可能だろうが、選手たちが心地よく東京での競技に専念できるよう、できる限りの人材を集めるべきだと思う。
ボランティアの運用については、今大会を成功させることはもちろんだが、東京都が招致を進める2016年夏季五輪に向けた試金石になることも忘れてはならない。大会が行われるのは、五輪開催国決定の2週間前。ここで、大きな失策があれば招致に大きな影響があるのは事実だ。特にプレッシャーをかける必要もないが、国際大会を都が絡んで実施する以上、そうなってしまうのは致し方ないだろう。
今後は、2度の専門研修、リーダー研修などを経て、大会本番に備える。
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HISTORICAL ARCHIVE / 2009-07
五輪への試金石、アジパラのボランティア研修会実施
過去掲載記事をアーカイブから復元したものです。本文は当時の表記を維持しています。
出典・公開日時・復元状況
- 原掲載先
- スポーツナビ+/スポーツCHINA〜体育中国
- 筆者(原ページ署名)
- asa8043
- 当時の公開日時
- 2009/07/05 21:05 GMT+9
- 公開日時の根拠
- dc:dateとページ内日付・投稿時刻を照合一致
- 復元元URL
- http://www.plus-blog.sportsnavi.com:80/asa8043/article/521
- 保存日時(UTC)
- 2009-09-17T09:42:26Z
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