← 歴史的アーカイブ一覧へ「氷上の華」フィギュアスケートの最高峰、世界フィギュアスケート選手権が東京で開かれる。大会には40カ国が参加。ペアと男女シングル、そしてアイスダンスで世界一を争う。
17日、中国フィギュア陣も機上の人となり、一路、東京へ向かった。中国のフィギュアスケートを統括する国家体育総局冬季スポーツセンターの任洪国副主任は、「目標はペアの金。3つのペアのうち2つがメダル圏内に入ること」と語った。
ソルトレークで中国勢初の銀メダルに輝いた申雪・趙宏博、トリノで全世界を感動させる演技を見せ銀メダリストとなった張丹・張昊、そして去年、カナダで行なわれた世界選手権で優勝したホウ清とトウ健。いずれも世界トップレベルの実力を持つ3組を擁していることを思えば、この任氏の強気の抱負も当然のことといえよう。だが、選手たちの現状は決して上向きとはいえない。
目下、最も好調を維持しているのは、今年33歳と32歳のベテランペア、申雪・趙宏博組。トリノでは、張丹・張昊に後塵を拝したものの、「中国第一人者」の貫禄はまだまだ衰えない。2002年、2003年のこの大会での優勝者でもある。今年は、趙(男性)がアキレス腱のケガが完治し、新プログラムに挑戦。先週のトレーニングでは最も安定した滑りを見せていた。16日午後、最後の訓練を終えた申雪・趙宏博ペア。すでに世界的にもベテラン選手の域に入っている二人だが、その表情はまるで新人のように真剣で、今大会にかける意気込みの強さを感じた。
去年のカナダに続く、この大会の連覇を目指すホウ清とトウ健は、決して本調子ではない。この一年は、ホウ清(女性)にとって、病気や交通事故などがあり、決して順調な調整をしてこれたわけではなかった。だが、当然、今回も優勝を狙いにいく。目標はと聞かれて「自らに勝つこと」「今季の不調を取り返すべく、SPとフリー、いずれも丁寧に滑っていきたい」と答える。控えめながら、内に秘めた自信をのぞかせる二人である。
張丹・張昊も今のところ、完成度は今ひとつというのが正直なところだ。この二人も今季は決して順調ではない。大学スポーツの祭典、ユニバーシアードでは余裕の優勝を飾ったものの、張丹(女性)は検査で心臓に異常が発見されたし、先週はかなり重い風邪にかかって、トレーニングが出来なかった。張昊(男性)は「今回は二人合わせての練習がほとんどできなかった。15日以前はほとんどペア練習ができていないのが正直なところ。恐らく皆さんを失望させるかもしれないが、許して欲しい」と、非常に弱気なコメントを寄せている。このようなことを記者団に語るところが、また張昊の憎めないところなのだが・・・。今回の大会は肩の力を抜いて、思い切った演技を見せて欲しい。この二人の目標はあくまでも2010年のバンクーバー五輪であり、そこでの頂点に向け、今は一歩一歩、階段を登っていく段階である。
<張丹・張昊については下記、筆者のコラムを参照>
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0309&f=column_0309_005.shtml
大会は20日のアイスダンスから始まり、開会式に続いて、ペア・SP(ショートプログラム)が行なわれる。そして21日にはペアのフリーが行なわれ、優勝者が決まる。日本の浅田、安藤らの演技とともに、この中国勢のペアにも注目していただきたい。
世界フィギュアスケート選手権
国際スケート連盟主催のフィギュア最大の大会。
冬季オリンピックに次ぐ権威を持つもので、
優勝者は世界チャンピオンの称号が与えられる。
男子、女子、ペア、アイスダンスの4種目が行われる。
HISTORICAL ARCHIVE / 2007-03
世界フィギュア、中国の3組に注目
過去掲載記事をアーカイブから復元したものです。本文は当時の表記を維持しています。
出典・公開日時・復元状況
- 原掲載先
- スポーツナビ+/スポーツCHINA〜体育中国
- 筆者(原ページ署名)
- 朝倉浩之
- 当時の公開日時
- 2007/03/19 07:23 GMT+9
- 公開日時の根拠
- dc:dateとページ内日付・投稿時刻を照合一致
- 復元元URL
- http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/51
- 保存日時(UTC)
- 2007-10-10T00:18:10Z
- Internet Archive
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