← 歴史的アーカイブ一覧へ現在、「町中が工事現場」といってもいいくらい、あちこちで工事が行われている北京。だが、北京五輪期間中は一切ストップ、となりそうだ。
14日、当局が発表した政策によると、7月20日以降、北京市内の土木工事やセメント作業、緑化工事等は全て停止するとともに、期限までに完成できない工事については、今後、施工許可を出さないということだ。
これは心配されている北京五輪期間中の大気の質を確保するための措置で、パラリンピックが終わる9月20日まで実施される。
個人的な体験となるが、私が籍を置く国営ラジオ局では去年から、別棟になっている食堂の改築工事が行われると予告されていた。だが、工事開始の予定時期になっても、なかなか工事が始まらない。最終的に3月末からスタート、という知らせが来ていたが、結局、それも当局の許可が下りず、頓挫することになった。担当者によると「オリンピックまでお預け」ということのようだ。7月20日までに完成できない工事は、今後全くスタートできなくなる、というわけだ。
もちろん、この施策は、北京の大気の質向上を目指したものだろうが、少しうがった見方をすれば、工事作業員の大部分を占める地方出身者の対策、という可能性も否定できない。現在、あちこちで行われている工事に携わる作業員はほぼ全て地方からの出稼ぎ者。工事がなくなれば、必然的に彼らは北京を出て、故郷に帰らざるを得ない。
ある情報通は「北京五輪期間中、引越しはできなくなる」と私に教えてくれた。まさか、引越し禁止が大気汚染対策にはならないだろうに、と思いきや、その理由は『期間中、出稼ぎ者がいなくなるから』なのだそうだ。引越し業者の作業員も地方出身の出稼ぎ者がほとんど、という現状があるからだ。
すでに当局は期間中に出稼ぎ者を北京から強制的に追い出す措置はしない、と言明しているが、仕事がなくなって帰省せざるをえなくなるという人は大勢生まれるのかもしれない。「引越しが出来ない」という話が実しやかに流れるのも、あながち根拠のないうわさではないように思える。
北京五輪に向けて工事ラッシュ
HISTORICAL ARCHIVE / 2008-04
「北京五輪期間中は工事禁止」の狙いは?
過去掲載記事をアーカイブから復元したものです。本文は当時の表記を維持しています。
出典・公開日時・復元状況
- 原掲載先
- スポーツナビ+/スポーツCHINA〜体育中国
- 筆者(原ページ署名)
- 朝倉浩之
- 当時の公開日時
- 2008/04/14 21:42 GMT+9
- 公開日時の根拠
- dc:dateとページ内日付・投稿時刻を照合一致
- 復元元URL
- http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/401
- 保存日時(UTC)
- 2008-12-03T13:03:36Z
- Internet Archive
- 保存ページを開く ↗
- 本文の復元状況
- 保存本文を抽出し原HTMLと照合済み。保存前の欠落や編集履歴は未確認。
- 写真の復元状況
- 写真1か所は保存画像未取得のため非表示です。本人撮影・権利保有の確認は済んでいます。
写真1か所は保存画像未取得のため非表示です。本人撮影・権利保有の確認は済んでいます。
← 歴史的アーカイブ一覧へ