← 歴史的アーカイブ一覧へサッカー中国代表は27日、シリア代表と練習試合を行い、2-1で勝利。2008年初勝利を飾った。
「国家代表がこんなミスをするなんて、我々には、とても受け入れられない」
「今の国家代表にはGPSが必要なようだ。ゴールがどこにあるかを知るために」
2月6日に控える南アW杯アジア3次予選の第1戦に向け、最終試合となったこの試合。前半の中国代表のあまりのふがいなさに、CCTV中国中央テレビの実況アナは、こんな“迷”文句を連発した。確かに覇気のない中国代表だった。世界ランキングでは格下のシリアに、ボール支配率では負けていた。折からの雨で、ピッチが荒れていたのは確かだが、その『荒れた』地面にうまく対応していたのはシリアの方。ホームの中国は、守りはミスが連発したし、相手のシュートは、ことごとくポストに助けられた。運よく0-0で折り返した・・・という感じだった。
後半も精細を欠いた攻撃が続いたが、後半19分、ようやく曲波が決め1-0。これが2008年最初のゴールとなった。
ここからは、中国代表は少し目が覚めたようだった。ボールが良くつながるようになり、ボール回しにリズムが生まれてきた。ゴールは奪えなかったが、「やりたいこと」が見ている我々にも良くわかるようなプレーが増えてきた。
このまま試合終了かと思われたロスタイム、シリアがテクニックのあプレーで中国DFを交わして押し込み、同点。
だが、「またもや・・・」という中国サッカーファンの思いをよそに、試合終了直前、コーナーキックから、周海浜、朱ティンのオリンピック代表コンビがヘッドでつないで、ゴールを割り、勝ち越し。2-1で、2008年最初の勝利を収めた。
得点を挙げる前と後では、彼らの動きが全く違った。その点では、試合後半の中国代表に「明日への光明」が見えたゲームだった。ただ相変わらず、ディフェンス陣になんでもないミスが多く、それがシリアに高い位置でボールを奪われる結果となり、何度もピンチを招いた。今日の地面が悪く、またシリアがそれほど『スピード』を感じさせないチームだったから、この結果となったが、「死の組」に入った3次予選で同じことをやれば、大量失点につながるだろう。
決して、万全とは言いがたい試合展開・・・またベドロビッチ監督の選手起用にもまだまだ迷いが見えるゲーム・・・。2月6日の決戦に向けて、「準備万端」とはいえない試合となった。私の目には、今の状態では、とてもアジアを勝ち抜いてW杯に名乗りを上げられるチームには見えない・・・というのが正直なところだった。
だが、少なくとも「勝利」という薬は得られた。土壇場で、オリンピック組がいい形でゴールにつなげ、気持ちよく試合を終えた。これを自信に変えて、力強く、彼らを待ち受ける厳しい道のりを歩んでいくことを期待したい。
HISTORICAL ARCHIVE / 2008-01
中国サッカー代表、シリアに勝つも不安は残る・・・
過去掲載記事をアーカイブから復元したものです。本文は当時の表記を維持しています。
出典・公開日時・復元状況
- 原掲載先
- スポーツナビ+/スポーツCHINA〜体育中国
- 筆者(原ページ署名)
- 朝倉浩之
- 当時の公開日時
- 2008/01/27 21:19 GMT+9
- 公開日時の根拠
- dc:dateとページ内日付・投稿時刻を照合一致
- 復元元URL
- http://www.plus-blog.sportsnavi.com:80/asa8043/article/330
- 保存日時(UTC)
- 2008-02-04T02:38:50Z
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