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HISTORICAL ARCHIVE / 2007-12

色々あった中国サッカーこの一年 五輪代表編

過去掲載記事をアーカイブから復元したものです。本文は当時の表記を維持しています。
出典・公開日時・復元状況
原掲載先
スポーツナビ+/スポーツCHINA〜体育中国
筆者(原ページ署名)
朝倉浩之
当時の公開日時
2007/12/30 11:15 GMT+9
公開日時の根拠
dc:dateとページ内日付・投稿時刻を照合一致
復元元URL
http://www.plus-blog.sportsnavi.com:80/asa8043/article/301
保存日時(UTC)
2007-12-30T15:41:35Z
Internet Archive
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当時の公開日時:2007/12/30 11:15 GMT+9 / 筆者:朝倉浩之

中国サッカーにとって、2007年は『悪夢の一年』だったといっていいだろう。フル代表、五輪代表、そして女子代表・・・いずれも結果はもちろんだが、ピッチとは別のところで、トラブル続きの一年であった。フル代表にとっては2010年W杯に向けたスタートの年、五輪代表にとっては、『世紀の大決戦』の前年、そして女子代表はW杯を母国で迎えるという、いずれにとっても大切な年となった2007年。そんな今年の中国サッカーを簡単に回顧したい。 ホントに色々あった「オリンピック代表」 五輪代表にとって、本番に向け1年前となる大事な2007年・・・だが残念ながら、今年はまさに受難の年となった。 いまや中国の「トラブルメーカー」といってもいい五輪代表の最初の“失敗”は2月7日、欧州遠征の親善試合の一環として、イングランド2部リーグのクイーンズパークとの試合に臨んだ中国五輪代表は、後半30分、両軍入り乱れる乱闘事件を引き起こし、その試合が没収となった。この試合は観客は入らず外に開放された試合ではなかったが、カメラは入っており、五輪代表の選手が暴力を振るっている様子がしっかりと記録されていた。これにより、主力選手の陳濤や鄭濤が骨折。試合中のケガならともかく、まさに『骨折り損』の“親善試合”となってしまった。 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/35 さて、試合を振り返っておこう。今年は北京五輪前年の年。中国五輪代表はベスト4という高い目標を掲げ、世界各地を遠征、練習試合に明け暮れる年となった。ホスト国は予選がないため、国際試合の経験が少ない選手たちに出来るだけ多くの試合を経験させるというのが今年のチーム作りの方針であった。 6月にフランスで行われたトゥーロン国際は、そんな彼らにとって、大きな自信となった大会だった。欧州の20歳以下の若手選手が登場するこの大会に、中国は敢えて五輪チームを派遣し、フランスに次ぐ準優勝という成績をもぎ取った。確かに「大が小を叩く」と、年代が異なるチームを派遣したことに対して、国内では疑問の声が挙がったが、少なくとも、代表選手たちが垣間見せたアグレッシブな動きと攻撃の多彩さは、ドゥイコビッチの元で、着実にチームが進歩していることを示した。 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/84 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/86 ただ、同じ準優勝でも、8月にプレ五輪として瀋陽で行われた『4カ国対抗戦』は様々な意味で後味の悪いものとなった。ここでは、中国人審判の極端な「愛国笛」・・・つまり極端な『中国びいき』が問題となり、試合も北朝鮮に敗れて2位に終わった。 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/138 その他、欧州の強豪クラブとも練習試合を重ねた。力の差はまだまだあり、テクニックや戦術面でも不足はあるが、「やろうとしていること」が見えるチームに成長してきた。サッカーのプレーそのものは、大きな進歩を遂げた一年となったと思う。だが、プレー“以外”の面に大きな問題が残った。 この五輪チームについて、よく話題となる『お行儀の悪さ』である。今年初めのフランス遠征のときに行われた2試合で、二人の選手がレッドカードを受けた。そして6月から7月にかけて開催された南ア8カ国対抗戦では4試合で4枚のレッドカード。特に、最終試合は3人が退場となり、最後は8人で試合を戦うという無様なことをやってしまった。また今月16日に行われた米国オリンピック代表との試合でも、試合終了直前に、選手の一人が暴力行為を働いて、退場となった。 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/295 さらに、去年のアジア大会の際、行動に問題があった選手が除名になったり、飲酒運転で事故を起こしたり、コーチと衝突したりと、選手たちの『悪行』が何度も新聞紙上に躍った。 と、サッカーのプレー以外の面でネガティブなことばかりが目立った2007年。以前、高校サッカーの中継を担当していたとき、取材先の高校で指導者の方が、“選手のパフォーマンス”は『日ごろの学校生活の良し悪しが全て』ということをおっしゃっていた。一国の代表チームに向かって、その言葉を引用するのは少し失礼かもしれないが、試合中のあまりにもラフなプレーやメディアから伝わる情報を見ていると、その面を疑わざるを得ない。 来年の北京五輪・・・サッカーは間違いなく全世界の注目を浴びる競技の一つとなる。その『顔』としての選手たちには、それらしい態度で、試合に臨んでほしい・・・中国スポーツを愛する一人として、彼らにそれを望みたいと思う。
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