← 歴史的アーカイブ一覧へ世界最高のパフォーマンスが繰り広げられた後に行われる栄光の表彰式。
ここで、選手を先導したり、メダル授与の手伝いをする女性コンパニオンがいる。すらっと伸びた背、きりっと締まった表情・・・『世界最高の舞台』に立つ女性は実は北京中から選りすぐった美女達・・・。そして、彼女達は、実はボランティアなのだ。だが、志望すれば誰でもできるというわけではない。彼女らを一流のコンパニオンに育てる『秘密の研修施設』があるのをご存知だろうか。
朝刊紙「北京青年報」に、その『秘密の研修施設』の潜入レポートが載っていた。
北京から「万里の長城」に向かう高速道路を途中で降り、3,4キロのところ。北京市昌平区にその施設はある。黄色い笑い声がこぼれてくる施設の中に入っていくと、いずれも、あたりを歩く若い女性たちは、いずれもかなりの「美形」ばかり。
ここが北京五輪の表彰式のコンパニオン「礼儀小姐」の研修施設である。
今年6月から、北京市内で、あわせて1250名の女子学生が選抜され、この施設に送り込まれてきた。彼女らは、合計18日間に及ぶ「強化研修」を受講した後、今年8月から開かれたプレ五輪『グッドラック北京』の各大会で、本番同様の形式で仕事をおこなった。その後、厳正な試験を経て、12月半ばに380名のコンパニオンが選ばれ、晴れの舞台に立つことができる。
選ばれた「候補者」はいずれ劣らぬ『美女』ばかり。ほとんどが大学生で、みんな各大学の「校花」つまりミスキャンパスなのだという。
ちなみに選考基準も厳しい。身長は168センチから178センチまで。年齢は18歳から25歳。体重には特に規定はないが、プロポーションがよく、体のバランスが取れていることが必須条件だとか。
今年6月始めから、各大学で選考を始め、見た目だけではなく、大学での成績、そして何より英語能力が特に重視されたという。さらに性格や皮膚の色にも厳しい要求があったということだ。
その生活の様子も、詳細にレポートされている。
起床は朝5時。ベッドの整理をしたあと、6時から7時10分まで「朝の体操」の時間。そして簡単な朝食の後、8時に授業開始。1時間目はバレーの基本練習と体操。9時半から2時間半にわたる『マナー科』。そこでは立ち姿や歩き方、体の方向の変え方などが指導される。
正午の休憩の後、昼2時からは、伝統舞踊や民族舞踊の時間。これにより、体の柔軟性や協調性を養うという。3時からまた2時間にわたる「マナー科」があり、午前中の“復習”を行う。食事と休憩のあと、夜7時にまた90分間の授業があり、オリンピックに関する知識やマナー講座が行われる。毎日夜10時までスケジュールはびっしり。担当教官によると「休み時間は、化粧を直す気力もないほど疲れ果てて、ベッドで眠り込んでいる」とか。
並大抵ではない努力によって、選ばれたものだけが「コンパニオン」の座を手に入れることができるというわけだ。
では食事はどんなものだろう。研修中の彼女らの一日辺りの食費はわずか25元(400円ほど)。メニューは、朝が肉まん、卵、豆乳、粥など。昼がご飯と野菜、肉、魚料理。食事はいずれも十分な栄養の摂取と、太りすぎを防ぎ、プロポーションを保つことができるよう研究されているという。また夏場は蚊などの虫が多かったが、蚊取り線香や殺虫剤を常時備え、蚊にさされて『顔がはれる』などということが絶対にないよう、気を使っているそうだ。
研修生の一人は「私の憧れは劉翔。劉翔が金メダルを受け取るとき、そこにいれたら、うれしい」と語る。この研修は2008年3月までつづき、最終選考が行われる。
HISTORICAL ARCHIVE / 2007-12
五輪を彩る・・・秘密の「コンパニオン養成所」とは?
過去掲載記事をアーカイブから復元したものです。本文は当時の表記を維持しています。
出典・公開日時・復元状況
- 原掲載先
- スポーツナビ+/スポーツCHINA〜体育中国
- 筆者(原ページ署名)
- asa8043
- 当時の公開日時
- 2007/12/17 16:06 GMT+9
- 公開日時の根拠
- dc:dateとページ内日付・投稿時刻を照合一致
- 復元元URL
- http://www.plus-blog.sportsnavi.com:80/asa8043/article/293
- 保存日時(UTC)
- 2007-12-19T17:34:15Z
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