← 歴史的アーカイブ一覧へ中国五輪代表、当局の“弱気”に監督は反発・・・
今月3日開かれた国家体育総局の2008年冬季キャンプ作業部会で、五輪代表の現状について、報告を受けた際、当局の責任者は、五輪での目標について、これまでの「ベスト4」を変え、「出来るだけ多く勝つこと」という表現を使った。事実上の目標引き下げで「軌道修正」を行ったといえる。ここ最近の練習試合の結果とチームの現状などから、『ベスト4は無理』との判断が下ったのだろう。
だが、これに対し、ドゥイコビッチ監督の反論が16日付の成都商報に掲載された。
ドゥイコビッチ氏は「上が何と言おうと、我々の目標は変わらない。五輪代表はベスト4の力を持っている。そして、監督として、私は全ての試合に勝つつもりでいる。もちろん6戦全勝で金メダルが目標だ。」と語った。
五輪代表は先日、アメリカ代表と練習試合を行い、0-0で引き分けたばかり。そのアメリカについては「個人の能力は高いが、全体では中国に及ばない」とばっさり。さらに欧州勢は「確かに実力は上。だがユースレベルの力はそれほどでもない」とし、前回、五輪代表が準優勝したトゥーロン杯の例を挙げた。また以前ガーナで指導していた経験からアフリカ勢については、「戦術面で劣る」と評し、「相手の弱点は全て分かっている。あとはそれを利用すればいい」と語った。
ドゥイコビッチ監督の「全部勝つ」というのは、当然のコメントである。試合をする以上、相手が誰であれ、全て勝つというのは、「スポーツ人」として当然のことだ。
一方、体育総局の『目標引き下げ』は中国サッカーの現状からして、妥当なところではあるのは確か。だが、ならば従前の「ベスト4」は一体なんだったのだろう。この時期にきての、目標引き下げは、「五輪後の保身」なのか、何か別の意図を持ったものとしか思えない。この五輪代表の戦いぶり、そして「死の組」に入ったフル代表のW杯大陸予選の結果によっては、中国サッカーに取り返しのつかない打撃が加わることになる。役人は『逃げ道』があるが、戦う選手たちとサッカーファンには『逃げ道』はない。徐々に失われつつあるファンたちの「国内代表への信頼」を取り戻せるよう・・・来年は中国サッカーにとって、大きな鍵になる年となりそうだ。
HISTORICAL ARCHIVE / 2007-12
中国サッカー、体育当局の”弱気”に監督が反発
過去掲載記事をアーカイブから復元したものです。本文は当時の表記を維持しています。
出典・公開日時・復元状況
- 原掲載先
- スポーツナビ+/スポーツCHINA〜体育中国
- 筆者(原ページ署名)
- 朝倉浩之
- 当時の公開日時
- 2007/12/16 12:01 GMT+9
- 公開日時の根拠
- dc:dateとページ内日付・投稿時刻を照合一致
- 復元元URL
- http://www.plus-blog.sportsnavi.com:80/asa8043/article/291
- 保存日時(UTC)
- 2007-12-21T01:31:32Z
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