← 歴史的アーカイブ一覧へ地に落ちた代表チームへの信頼を取り戻すことができるだろうか・・・
サッカーの2010年南アフリカW杯の予選出場資格を争う「資格戦」の第1戦が行われ、中国はホームでミャンマーと対戦する。新監督のベドロビッチ氏の初采配ということでも注目される。
勝ち負けだけから見れば、中国の優位は動かないだろう。アジアでも25位のミャンマーは、ここ数年、ランキングを挙げてきているとはいえ、中国からすれば格下には違いない。
また、海外組の鄭智らは、当初の契約にはなかった試合のため、いずれも召集はかなわず、国内組のみでの戦いになるが、ホームということもあり、それでも中国の圧倒的優位には変わらない。
ベドロビッチ監督は、大会直前には、徹底的にシュート練習を課した。ゴール前での場面が多くなると想定してのメニューである。またここ3日は、報道によると、ほとんどの時間をセットプレーにおける約束事の確認に費やしたという。
「W杯への道」の第1戦は、中国代表のみならず、中国サッカー全体にとって、大きな意味合いをもつだろう。サッカーファンはすでに「勝つか、負けるか」ではなく「何点差で勝つか」に注目を移している。だが、現実問題として、ミャンマーが、かなりディフェンシブにしてくることが確実な中で、「圧倒的な勝利」ができるとは限らない。
ミャンマーの第1戦にかける思いはかなり強いだろうから、このチームなりに、かなりハードな試合を仕掛けてくるだろう。ミャンマーの監督はインタビューに対し、「前回の大会(アジア杯)で不振だった中国にとって、この試合は非常に大切。かなりプレッシャーを感じているだろう。記者やファンが与える圧力はかなりのもの。うちにとってはいいことだけどね(笑)」と答え、ブラジル仕込みの「攻撃サッカー」をやる、と抱負を語った。
アジア杯の惨敗、その後の監督選びのもたつきなどもあり、中国サッカーファンの代表チームに対する信頼は地に落ちているといってよい。「どうせ中国代表はだめ・・」というあきらめムードが漂い、ある人は欧州サッカーに面白みを求め、ある人は中国の国内リーグに縮こまって、そこにはけ口を求めている。加えて、来年の北京五輪に向け、サッカー協会側の意識は大部分が五輪代表に向いている、というの事実だ。
目の前の山(五輪)があまりにも大きく、その先のもっと大きな山が見えていない、あるいは、見ようとしないというのが今の中国サッカーの現状だと思う。
だが、そんな状況を変えるための、最初の一歩が今日の一戦といえよう。「勝って当たり前」という状況の中で、いかにサッカーファンを納得させられる「いいゲーム」を見せられるか。五輪の先に、もっと面白いW杯があることをファンたちに示し、そこに向けて、代表チームが「戦う姿勢」を見せる・・・それが今日の第1戦の役割だと思う。単に「得点差」だけではない、収穫ある試合ができるか・・・そこに注目したい。
対ミャンマー戦は21日、北京時間夜8時から広東省で行われる。
HISTORICAL ARCHIVE / 2007-10
中国、「W杯への道」今日第1戦・・・落ちた信頼を取り戻せるか
過去掲載記事をアーカイブから復元したものです。本文は当時の表記を維持しています。
出典・公開日時・復元状況
- 原掲載先
- スポーツナビ+/スポーツCHINA〜体育中国
- 筆者(原ページ署名)
- 朝倉浩之
- 当時の公開日時
- 2007/10/21 15:01 GMT+9
- 公開日時の根拠
- dc:dateとページ内日付・投稿時刻を照合一致
- 復元元URL
- http://www.plus-blog.sportsnavi.com:80/asa8043/article/263
- 保存日時(UTC)
- 2008-01-04T03:49:58Z
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