← 歴史的アーカイブ一覧へITFテニスツアーと並んで、北京では10日、バドミントンのプレ五輪「国際招待戦」が北京市南の北京工業大学体育館で開幕した。同体育館は来年の北京五輪のバドミントン会場でもある。
会場となった北京工業大学体育館
大会には119選手が出場。日本バドミントン協会が北京の大気汚染などの状況を考慮して出場回避するなど、出場選手中の3分の2以上が中国大陸の選手という、さながら「国内戦」となってしまったが、世界ランク一位の男子・林丹、女子・張寧など、中国の『一流どころ』は軒並み出場。他の国際大会でも、決勝は中国勢同士の顔合わせとなることが多く、実質的には世界ナンバーワンを決める、文字通りの『五輪予行大会』となりそうだ。
まさに『プレ五輪』に相応しい豪華な顔ぶれとなった・・
バドミントンは中国で、卓球と並んで、超人気競技の一つ。街のどこにでもバドミントン場があって、市民が気軽に楽しめるスポーツである。また、それだけにエース級の選手たちの人気は相当なものだ。
それもあって、10日午前は、平日昼間にも関わらず、数百人規模の観客が観戦に訪れた。また、午前には早くも世界ランク1位コンビの林丹、張寧が共に登場したこともあるだろう。大会には、その両名のほか、混合ダブルスの世界ランク1位の高崚・鄭波、ライバル林丹を追う鮑春来、また女子世界2位と3位の謝杏芳、朱琳も出場し、ハイレベルな大会となっている。
さて、初日の午前中、まず登場したのは女子世界ランク1位の張寧。開場直後はバックスタンドの上段に陣取っていた観客が、少しでもコートに近づこうと、下段に降りてくる。決して多くはないが、熱心なバドミントンファンの歓声を受けて、張寧が入場してくる。恵まれた背丈とすらりと長い手足から、的確なショットを放つ。相手は同じ中国代表の“3軍”の選手ということもあり、やや一方的な試合となって、セットカウント2-0(21-9、21-10)と順調に勝ち進んだ。
奥が中国女子のエース張寧
続いて、同じ第1コートに、中国の男子エース、林丹が上がった。相手は中国2軍の選手。林丹は、無理のない伸びやかなフォームで左利きのショットを繰り出し、相手の反撃を全く寄せ付けない。第2セットに入ると、ショットの精度も増し、巧みな戦術も相手を圧倒する。結局、セットカウント2-0(21-12、21-7)で林丹も順調に2回戦に進んだ。
世界ランク1位林丹(コート奥)も順調に勝ち進んだ
大会の見所は、何と言っても中国のトップ選手の対決が予想される終盤。男子は順調にいけば、世界ランク1位の林丹と同2位の鮑春来の決勝となる。また女子も同様に、1位と2位の対決、ベテラン張寧と謝杏芳が顔合わせすることになろう。いずれも、世界の大舞台で何度も決勝を戦った顔合わせ。最終日の決勝は、この体育館が大観衆に埋まることになりそうだ。それを予想してか、他試合の入場券が20元(350円)と格安にもかかわらず、決勝だけは80元(1200円)と異例の高さ。それでも、昼間のチケット売り場は決勝戦のチケットについて問い合わせる人たちが目立っていた。
大会は14日に決勝。この日はまた林丹の24回目の誕生日でもある。来年の本番と同じ舞台で、一足先にプレ五輪金メダルを自らのバースデープレゼントと出来るか。はたまたライバル達がそれを阻止するのか。注目したい。
HISTORICAL ARCHIVE / 2007-10
プレ五輪『バドミントン』が開幕!金メダル候補が勢ぞろい
過去掲載記事をアーカイブから復元したものです。本文は当時の表記を維持しています。
出典・公開日時・復元状況
- 原掲載先
- スポーツナビ+/スポーツCHINA〜体育中国
- 筆者(原ページ署名)
- 朝倉浩之
- 当時の公開日時
- 2007/10/10 19:56 GMT+9
- 公開日時の根拠
- dc:dateとページ内日付・投稿時刻を照合一致
- 復元元URL
- http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/241
- 保存日時(UTC)
- 2008-07-09T02:15:17Z
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