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HISTORICAL ARCHIVE / 2007-08

金志揚氏、4カ国対抗戦の中国をこう見る

過去掲載記事をアーカイブから復元したものです。本文は当時の表記を維持しています。
出典・公開日時・復元状況
原掲載先
スポーツナビ+/スポーツCHINA〜体育中国
筆者(原ページ署名)
朝倉浩之
当時の公開日時
2007/08/08 22:58 GMT+9
公開日時の根拠
dc:dateとページ内日付・投稿時刻を照合一致
復元元URL
http://www.plus-blog.sportsnavi.com:80/asa8043/article/144
保存日時(UTC)
2007-08-18T00:18:25Z
Internet Archive
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当時の公開日時:2007/08/08 22:58 GMT+9 / 筆者:朝倉浩之

例によって、中国サッカー関係者のブログから、お送りする。以前、紹介したこともあるが、北京理工大学の監督として、チームをサッカー甲リーグ(日本のJ2にあたる)に引き上げ、その指導力について、中国サッカーファンの信頼も厚い金志揚氏のブログから、である。 前回の4カ国対抗戦の結果などを踏まえ、かなり率直に中国サッカーの現状を分析していると思う。 (引用開始) 中国サッカーの問題点は多岐に渡ると思う。一つや二つの大会で語れるようなものではない。理性的な思考が必要な問題もある。 例えば、今回の4カ国対抗戦(瀋陽)である。五輪代表の最後の試合、北朝鮮に敗れたとき、観客はまたブーイングを始めた。これらの行為は全く理性がない。自ら問うてみるがいい。我々のチームに今回、優勝する力があったと思うだろうか。他の3チームはいずれも弱くはない。3試合はいずれも、チームは有利に試合を進めていた。だが、明らかに相手と比べて、不足しているものがあった。勝てば優勝という北朝鮮戦でもそうだが、彼らに欠けていたのは『理性』であった。 選手たちは血を流す覚悟で試合をしていた。だが、その目的は非常に『盲目的』だった。必要のない反則、相手に対する不合理な動作は、いずれも精神的な不安定を示すものだ。 失った一点を思い出してほしい。相手は外から作ったチャンスに、ヘディングを3回繰り返して、ゴールを決めた。その間、ディフェンス陣は何をしていたのか?合理的なポジション、合理的な「ボールを奪う動き」は全くなかった。全て『盲目的に』ボールを奪い取ろうとしていただけだ。 あの時、もし一人でも、ポジショニングを冷静に確認し、相手の動きをしっかり見られる選手がいたら、あんなに受動的な動きにはならなかったはずだ。 だが、優勝を逃したから何だというのだ。我々は未来を失ってはいない。中国サッカーは目の前の試合と利益を見るだけではだめだ。中国サッカーは長い目で見た計画が必要だ。5年、10年・・・計画に従い、目的を持って進んでこそ、大きな飛躍が待っている。 中国サッカーについて決定権を持つ人々に言いたい。「個人の目的」のために中国サッカーを利用しないで欲しい。より高いレベルに立って、中国サッカーの目標を定めて欲しい。一つのアジア杯の失敗のあと、今度はW杯に賭け、それが失敗すれば、今度は五輪に賭ける・・そんな目の前だけを見るようなことをしていたら、悪循環を繰り返すだけだ。 私は聞きたい。我々の青少年のサッカーはどこにいったのか?我々が今、行っている若い世代の育成に関心を持つ指導者はいるだろうか。 成績が悪かったからといって、『責任者』をあぶりだすのは意味がない。誰が責任を負えるのだ。監督が辞めればいいのか?また『スーパーリーグ(日本のJ1にあたる)』の監督をやるだけだ・・。ではサッカー協会の幹部がやめればいいのか?次に別の仕事をするだけのことだ。はっきり言って、誰も責任を取れる人などいない。だから我々は、この問題を理性的に考えねばならないのだ。 私はやはり、この問題を『教育』に見出したい。サッカーを学校に持っていくべきだと思う。できるだけ多くの子供たち、青少年がサッカーに「参加」できるようにしていくべきだ。そうして、ようやく我々のサッカーが本格的に発展するのではないか。 W杯と五輪だけが、我々のサッカーの発展への道ではないのだ。 (引用終わり) 体育当局の上層部と関係がよくないとも言われる金志揚氏だが、このブログでは非常に率直に、分かりやすく、中国サッカーの問題点をついていると思う。 北京理工大学の甲リーグでの試合後、彼の記者会見に参加して話を伺うと、本当にサッカーについて、造詣の深い方だと(当然のことながら)感心する。ただ一つ一つの試合にこだわるのではなく、子供たち一人ひとりの今後を見据えた上での「今日」という分析をされるのだ。今回のブログ記事も、そんな氏の中国サッカーに対する思いが溢れるものだと思う。 原文はこちら。 http://blog.sina.com.cn/s/blog_4db289ad01000b6a.html
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