← 歴史的アーカイブ一覧へ第6回冬季アジア大会が開幕した。
私は残念ながら、他の仕事のため、現地取材に赴くことができず、今大会はテレビ観戦となる。だが、開幕式もCCTV5(スポーツ専門チャンネル)で完全生中継され、十分にその熱気を感じることが出来た。
今大会は1000人以上の選手役員が参加。そして、アジア・オリンピック評議会(OCA)加盟の45カ国・地域のほぼ全てが開幕式に参加した。
各国の出場人数はそれぞれ異なる。入場行進の各国をみていると、アジアでは冬季スポーツが比較的進んでいる日本・韓国などは、かなりの長い列になるが、中東アラブの諸国や東南アジアなど、雪が一年を通して降らない地域は、少人数、もしくは国旗のみの行進となる。
だが、アフガニスタンやイラク、イランといった今も厳しい治安状況にある、または国際社会の批判を浴びている国が、このときばかりは、他の国々とともに、笑顔を浮かべながら、入場行進する。その姿を見て、やっぱりスポーツ大会は平和の祭典なのだと、この使い古された言葉を再利用しながら、スポーツの素晴らしさを改めて感じる。
もう、恒例となりつつある韓国・北朝鮮の共同行進も、パフォーマンス的な要素はあるにしても、やっぱり拍手を送りたくなる。
今大会の本当の価値は、こういった国が一つも欠けることなく、大会に参加したことだろう。
先日の記事にも書いたが、今大会の面白さはもちろん、氷上、雪上の華麗なパフォーマンスにも注目してほしいが、同時に「雪も見たことがない」はずの南国や砂漠の国で、ひたむきに冬季スポーツにチャレンジしている選手たちが国際レベルの中で戦うということだ。
例えば、アイスホッケーでいえば、冬季五輪には世界ランクと厳しい予選の結果に基づいて決められる出場枠があり、こういったチームが出場する術はない。
もちろん、スポーツだから勝ち負けは大切だ。国の名誉をかけて戦うのもよかろう。
でも、私は、彼らのように悪条件の中で、スポーツを愛し、必死に取り組んできた結果として、アジアという限られた枠ながら、国際舞台で戦う機会を与えられる・・そんなアジア大会が大好きだ。
日本人だから日本を応援したい・・中国にいるから中国も頑張ってほしい・・・
でも様々な国内の悪条件を克服しながら、この大会に参加している国々の選手たちがどんな戦いぶりを見せるのか・・・
彼らにエールを送ると共に、その活躍に注目しながら、冬季アジア大会を楽しんでいきたい。
HISTORICAL ARCHIVE / 2007-01
冬季アジア大会、開会式に思う
過去掲載記事をアーカイブから復元したものです。本文は当時の表記を維持しています。
出典・公開日時・復元状況
- 原掲載先
- スポーツナビ+/スポーツCHINA〜体育中国
- 筆者(原ページ署名)
- 朝倉浩之
- 当時の公開日時
- 2007/01/29 00:04 GMT+9
- 公開日時の根拠
- dc:dateとページ内日付・投稿時刻を照合一致
- 復元元URL
- http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/14
- 保存日時(UTC)
- 2008-09-05T18:17:47Z
- Internet Archive
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