SPORTS CHINA
中国体育
A CLOSER LOOK AT
SPORTS IN CHINA
← 歴史的アーカイブ一覧へ
HISTORICAL ARCHIVE / 2007-07

ヤオミンを当局が批判・・・その後

過去掲載記事をアーカイブから復元したものです。本文は当時の表記を維持しています。
出典・公開日時・復元状況
原掲載先
スポーツナビ+/スポーツCHINA〜体育中国
筆者(原ページ署名)
朝倉浩之
当時の公開日時
2007/07/25 13:00 GMT+9
公開日時の根拠
dc:dateとページ内日付・投稿時刻を照合一致
復元元URL
http://www.plus-blog.sportsnavi.com:80/asa8043/article/128
保存日時(UTC)
2009-07-03T07:17:22Z
Internet Archive
保存ページを開く ↗
本文の復元状況
保存本文を抽出し原HTMLと照合済み。保存前の欠落や編集履歴は未確認。
写真の復元状況
抽出した本文に画像参照はありません。

当時の公開日時:2007/07/25 13:00 GMT+9 / 筆者:朝倉浩之

中国スポーツの国民的スター、NBAヒューストンロケッツのヤオミンがケガや自身の結婚準備のため、代表合宿に遅れて参加したことについて、中国体育総局の機関紙「中国体育報」が17日付で批判記事を出した。 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/basket/other/headlines/20070718-00000090-kyodo_sp-spo.html これについて、その後の報道を簡単にまとめておく。 この中で、同紙はヤオミンが「特権を持っている」と報じた。中国で、ある集団において「特権を有している」とされるのは、かなりの強い批判として受け止められる。 これについて、先日国家バスケットボール中心の責任者は「中国体育報の評論は単なる“推測”に過ぎず、ヤオミンは決して“特権”など受けていない」と報道を否定。また19日付の同紙では、一転して、ヤオミンについて「彼はNBAでのプレーを通じて、テクニックを身につけただけでなく、選手としてのプロ意識をさらに一歩深めた。彼は自らの実際行動によって、そのプロ意識を示して見せた」と褒めちぎり、“180度”の転換を見せた。 この記事は体育総局の機関紙だけに、「中国体育当局によるヤオミン批判」として、国内外のメディアがこれを大きく取り上げ、関心を集めた。これについて、中国体育総局バスケットボール中心主任の胡加時氏は「この記事は体育総局の見方とは無関係であり、すべてメディアの推測にすぎない。」と完全に否定し、また「ヤオミンは国家代表において何ら特権は有していない」とした。また、ヤオミンの合流後、マスコミを受け入れて行った「公開練習」についても、「これはヤオミンのために特別に開いたものではない。現在、体育総局は公開練習の実施について厳しく、今回ようやく許可が下りたものだ。」として、重ねて“特権”を否定した。 また20日付の英字新聞「チャイナ・デイリー」ではヤオミンのコメントを掲載した。ヤオミンは「私は18歳で国家代表に入ってから10年間、いつも国家代表のために100%力をささげてきた。今回の“遅刻”についても、決して遅れたくて遅れたわけではない。あらかじめバスケット協会側の許可を受けたもの。私の“責任感”は、全てのチームが認めてくれているはずだ」と、この記事を批判した。 ということで、「特権」「遅刻」さわぎ。中国体育報の評論執筆者の無責任な「推測」ということで、一件落着となる。ただ、体育当局の機関紙という性格上、このような記事を掲載した責任は重く、大きく取り上げられるのはやむを得ない。 ただ、肩のケガで、9月まで復帰が難しいヤオミンに対して、バスケットファンの「不満」と「期待」が入り混じる複雑な感情があるのは事実。代表監督も「ヤオミンがいない代表チームは全く“別のチーム”。これで練習試合を戦っても意味がない」とあきらめ顔である。今の中国代表は完全に「ヤオミンのチーム」となっているだけに、当局、そしてチーム全体に「期待」と「やるせなさ」が渦巻いているのも確かだろう。こういった背景から、ヤオミンに対する風当たりが多少出てくるのは、ある意味うなずける。 ヤオミンは来年の五輪に向け、懸案の肩の故障について、手術をあきらめ、リハビリ治療によってプレーを続けることを決めている。ただ今月28日から中国・広州とアモイで行われる第3回スタンコビッチ杯については欠場を明言。また予定されているヨーロッパ遠征にも不参加が決まった。復帰は9月以降となる見込みで、報道によると、今のところ、早ければ、9月5日のオーストラリアでの親善試合からということだ。
抽出した本文に画像参照はありません。
← 歴史的アーカイブ一覧へ