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HISTORICAL ARCHIVE / 2007-07

サッカー中国代表元監督、中国、日本を語る

過去掲載記事をアーカイブから復元したものです。本文は当時の表記を維持しています。
出典・公開日時・復元状況
原掲載先
スポーツナビ+/スポーツCHINA〜体育中国
筆者(原ページ署名)
asa8043
当時の公開日時
2007/07/22 01:05 GMT+9
公開日時の根拠
dc:dateとページ内日付・投稿時刻を照合一致
復元元URL
http://www.plus-blog.sportsnavi.com:80/asa8043/article/125
保存日時(UTC)
2007-11-29T20:42:24Z
Internet Archive
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当時の公開日時:2007/07/22 01:05 GMT+9 / 筆者:朝倉浩之

2000年から2002年の日韓W杯まで中国代表の監督を務めたミルティノビッチ氏が、自らのブログで、中国代表への思いを綴った。今日の(オーストラリア戦)日本代表についての記述もあったので、一部を翻訳し、ご紹介したい。 「今回の失敗は、中国代表の選手たちにとって、決して小さくない打撃になっただろう。だが、私は彼らに伝えたい。試合で負けたことは、この世の終わりではないと・・。君たちはまだまだ長い道のりを歩まねばならないと。君たちはまだまだ数多くの試合を経験し、また勝たねばならないのだ・・と。」 「今日、私は日本とオーストラリアを見て、思った。」 「日本は依然として、彼らのスタイルを守り続けている。2000年から、私は中国代表を率いて彼らと戦い始めたが、このチームは常に順調にチームのレベルを向上させている。日本はチーム全体での攻撃、ディフェンスの“体系”が非常に優れている。その中でも、攻撃のときのスペースの合理的な使い方、前線の広がり(だが散漫な感じはしない)は特筆すべきだ。隊形も整っている。一つの局面で必ず、2人ないし3人が一つの“小体系”を作っている。明らかな弱点はないといえるだろう。」 「大部分がヨーロッパでプレーしているオーストラリアは確かに強い。だが、私は決してオーストラリアが完全に他のアジアのチームより勝っているとは思えない。彼らは、何かが欠けている。体系は確かに整っているが、大部分の選手は自らの力だけに頼ってプレーしている。互いの連携が非常に少ない。またミスも多い。日本のゴールシーンを見れば、それは明らかである。」 「今日のGK川口のプレーを見て、私はある日の李雷雷(中国の正GK)との会話を思い出した。彼は私に“大きな試合の前、どうやって自らの気持ちをコントロールすればいいのか”と聞いた。これはいい質問だと思う。例えば、李雷雷の目標とする人物はドイツのカーンだ。だが、私はカーンの技術は決して高くないと思う。ある部分からみれば、李雷雷のほうが勝っている部分もあるくらいだ。だが、李には不足しているものがある。それは積極的な思考、チームを引っ張る気質、試合が膠着しているときにチームを変える力である。」 「私が中国代表の監督を務めていたとき、私は選手たちの思考方式が良くないと感じていた。彼らは、物事が発生する前に、多くのことを考えすぎる。まず先に、物事を悲観的に捉える。彼らが言うには、物事を困難に捉えておけば、もし試合が本当に困難に陥っても、それにうまく対処できる・・というのだが」 「だが私は、なぜ楽観的に考えてはいけないのだろうと思う。困難に直面したとき、それを軽く考えてはいけないのだろうか。これは傲慢なのではなく、出任せではなく、心理学で言う<自己激励><自己暗示>なのだ」 「だから、私は李雷雷に言った。毎回、大きな試合の前、これまでの君の最高のセーブを思い浮かべなさい。これまでの栄光のとき、優勝カップを手にしたとき、PKをとめたときのことを思い浮かべなさい。自分は最高だ。自分は最強だと言い聞かせなさい。そうすれば、君が本当に強い敵と当たったときでも、決して怖がらずに、力を発揮できるはずだ・・・と。」 「最後に、私は全ての中国代表の選手たちに言いたい。勇敢に困難に立ち向かってほしい。多くの人に非難を受けるだろう。叱責を受けるだろう。そして教えられるだろう。一人の凡庸な選手から、偉大な選手になるためには、まだまだ多くの道のりを歩まなければならない。失敗・・・それはその中の最も大切な“課目”なのだ。」
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