
https://sportschina.org/blog-2/
たちがまわしを締め、四股を踏み、礼儀と作法を重んじる――そんな光景が思い浮かぶだろう。しかし、中国にも独自の「相撲」が存在する。しかも、その戦いぶりが一味も二味も違うのだ。
中国式相撲、その名も「中国式摔跤(シュアイジャオ)」。何が違うかといえば、まず技のレパートリーが広すぎる。土俵に上がった瞬間、相手に組み合うどころか、突然、空中回転!片足を軸に旋風のように回る選手がいるかと思えば、後ろ向きに跳びながら相手を投げ飛ばす者まで。
「これは相撲なのか?それともカンフー映画のワンシーンか?」
そんな疑問を抱く暇もなく、次の瞬間、場内は大歓声に包まれる。
「摔跤」はただの相撲ではない!?
摔跤は中国の伝統格闘技のひとつであり、紀元前から続く長い歴史を持つ。モンゴル相撲と似た特徴を持ちながらも、中国武術の要素が加わり、まさに「相撲+カンフー」という独特のスタイルが確立された。
ここで普通の相撲との違いを簡単に紹介しよう。
日本の相撲中国の摔跤まわしを締めるジャケットを着用手をつくか土俵の外に出れば負け背中が地面についたら負け足技は禁止足技OK、関節技もアリ!?立ち会いはぶつかり合いが基本立ち会いでいきなり飛び蹴り!?
そう、摔跤の試合では、相撲では考えられない「カンフー技」が炸裂するのだ。


驚きの戦術!土俵上でまさかの“カンフー”
摔跤の選手たちは、とにかく技が多彩だ。日本の相撲のように押し出しや寄り切りもあるが、それに加えてカンフーさながらの派手な投げ技、回転技、さらには宙返りまで飛び出す。
例えば、こんな場面がよく見られる。
「蜻蜓点水(セイテイテンシュイ)」 → 突然、片足で相手の足を払う。まるで水面にそっと触れるトンボのように素早い。
「旋風腿(シュエンフォンツイ)」 → 相手を組み伏せたかと思いきや、華麗なハイキックで回転して投げ飛ばす!
「飛龍翻身(フェイロンファンシェン)」 → 相手に組みつかれたら、そのまま空中で一回転し、逆に投げ返すという荒技!
これらの技が繰り広げられる試合を見ていると、「これ、本当に相撲なのか?」と思わずにはいられない。
相撲大会で起こったユニークすぎるエピソード
摔跤の試合では、実際にこんなハプニングも起こっている。
① まさかの“舞空術”!?
ある大会で、一人の選手が試合開始と同時に「待ったなし!」とばかりに空中回転!なんと、**相手の攻撃を華麗にかわしながら、逆に回し蹴りを繰り出したのだ。**観客席は大爆笑。「これは相撲か、それともカンフー映画の撮影か?」と実況も困惑するほどだった。
② “修行僧”登場!
ある選手は、試合前に土俵の中央で静かに瞑想。そして立ち会いと同時に、**少林寺拳法ばりの素早い動きで相手を翻弄し、あっという間に一本勝ち!**会場の誰もが、「おそらく彼は山奥で修行してきたに違いない…」と納得したとかしないとか。
③ 伝説の“師範”が挑戦!
ある時、試合に突如として登場したのが、白髪まじりの武術師範。「私も試したい」と言わんばかりに土俵に上がり、なんと現役選手と一戦交えることに。結果?見事な一本勝ち。試合後、「まだまだ若い者には負けん!」と豪語し、観客は大拍手。
「摔跤は戦いの芸術である」
摔跤は単なる格闘技ではない。そこには、長年の武術の歴史が息づいている。中国の伝統と戦略、そして少しのエンターテイメント性が融合し、今もなお進化を続けているのだ。
日本の相撲が「ぶつかり合いの美学」なら、中国の摔跤は「華麗な動きの芸術」。どちらも、それぞれの文化を象徴する素晴らしい競技であることは間違いない。
もしあなたが「相撲はちょっと地味…」と思っているなら、**中国の摔跤を一度観戦してみることをおすすめする。**そこでは、カンフーと相撲が融合した、まさに異次元の戦いが繰り広げられているのだから。
さて、次の試合ではどんな技が飛び出すのか?もしかすると、近い将来「空を飛ぶ力士」が誕生する日も遠くないかもしれない…。