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/ 政策・社会 / 朝倉浩之

マラソンブーム到来!でも、マラソン大会で何かがおかしい!?

初出:note原文

https://sportschina.org/blog-2/


中国全土で巻き起こる「ランニング革命」

近年、中国では空前のマラソンブームが巻き起こっている。健康意識の高まり、都市開発の象徴、さらには「SNS映え」するスポーツイベントとして、市民マラソンは年々人気を増している。大都市だけでなく地方都市でも次々と大会が開催され、エントリー枠は一瞬で埋まる。

「中国が本気を出したら、どんなマラソン大会になるのか?」

答えは…予想のナナメ上をいく珍事件の連続だった!

そう、中国のマラソン大会では「マラソンとは何か?」を根本から問い直したくなるような出来事が多発している。ランナーが途中で自転車に乗る?バスで移動?仲間とゼッケンを交換して「リレー方式」?もはや長距離走というより、「マラソンの概念を再発明するイベント」となっているのだ。


「え?自転車で走るってどういうこと?」

中国のマラソン大会では、スタート地点で気合十分に見えるランナーたちがいる。しかし、10kmほど走ると突然「スッ」とコースを外れ、用意していた自転車に乗り換える選手が出現する。

「マラソンってこんなに楽だったっけ?」

当然ながら、主催者側はこれをルール違反として禁止している。しかし、参加者の中には「時間制限があるから仕方ない」「完走メダルがほしいだけ」といった驚きの理由で堂々と違反する人も。さらに、途中のチェックポイントでこっそり自転車を降り、「涼しい顔でゴール」するツワモノまで現れる始末だ。


「フルマラソンじゃなくて、フルバスツアー!?」

さらに驚くのは、バスを使ってマラソンを「ワープ」するランナーの存在だ。

ある大会では、中間地点でゼッケンをつけたままバスに乗るランナーが目撃された。彼らは車窓から手を振りながら、「次のチェックポイントまでワープします!」と言わんばかりの余裕の表情。

そして、ゴール付近でバスを降り、最後の数キロを走りきって「見事完走!」。この手口は地元ランナーの間で密かに「戦略的省エネマラソン」として語り継がれている。


「一人フルマラソン」から「チーム駅伝方式」へ進化?

フルマラソンといえば、42.195kmを自分の力で走り抜くもの。しかし、中国では**「チームで走れば楽勝!」という斬新な発想**が登場した。

具体的には、友人や家族とゼッケンを使い回し、交代しながら走るという方法だ。スタート地点ではAさんが走り、途中でBさんにゼッケンを渡し、最後はCさんがフィニッシュ。なんという「駅伝的マラソン」!

主催者はルール違反として厳しく取り締まるが、参加者は「一人で42km走るのは非効率」と真顔で主張する。この合理的すぎる考え方には、思わず「うーん、それも一理ある…?」と唸ってしまう。


なぜこんなことが起こるのか?

では、なぜ中国のマラソン大会では、これほどの珍事件が頻発するのか?

1. 「参加することに意義がある」精神

多くの参加者は「とにかく完走メダルがほしい」「SNSで『マラソン完走しました!』と投稿したい」という理由で参加している。競技としてではなく、イベントの一部としてマラソンを楽しんでいるのだ。

2. エントリー倍率の高さ

中国のマラソン大会は大人気で、エントリー枠を勝ち取るのも一苦労。せっかく当選したなら、絶対に完走して「証拠」を残したいという心理が働く。そこで「走るのが辛くなったら、自転車やバスを使えばいい!」という発想になるわけだ。

3. 運営の甘さ

急増するマラソン大会の運営側も、まだ試行錯誤の段階。チェックポイントの管理が甘かったり、不正を見抜くシステムが未整備だったりするため、「やろうと思えばバスに乗れる」環境が整ってしまっている。


未来の中国マラソンはどうなる!?

現在、中国のマラソン運営は厳格化しつつあり、不正行為に対するペナルティも強化されている。しかし、ランナーたちは毎回新たな“攻略法”を生み出す天才でもある。

もしかすると、次に登場するのは…

  • 「電動キックボードで快走!」

  • 「AI搭載のペースメーカーが伴走」

  • 「ドローンがランナーを吊り上げて加速」

など、新たな伝説が生まれるかもしれない。

中国のマラソンは、単なるスポーツイベントではない。そこには創意工夫と強靭なメンタル、そしてどうしても完走したいという強い執念が詰まっているのだ。

世界のマラソン大会が「忍耐と努力のスポーツ」だとするなら、中国のマラソン大会は「アイデアと創造力の祭典」と言えるかもしれない。

さて、次の中国マラソンではどんな珍事件が起こるのか?今後の展開に目が離せない!

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